クーカンのインスタのテーマは
・インテリアが出来上がっていく感じ
・工事のビフォアアフター
・できた家のバーチャル体験
をやっています。
はじめはオシャレ画像ばかり載せていて、それはそれで良いのですが、クーカンはカッコつけない質なので、だんだん、きどった綺麗な写真ばかり載せてるのに疲れてきました。
それよりも、「どうやって建物が建つのか」の過程で、地味に少しづつしか出来ていかない現実をアーカイブ(記録)しようと思ってやっています。
今、半導体や木材、キッチンもトイレも品不足な世の中ですが、そもそも、建築界では人手不足で、家の数はたくさん作れません。
「安く」「早く」作る建設業者は、大工さんのレベルを長い間かけて下げ、顧客を単なる消費者に変えてきました。
丁寧に取り組む姿勢や情よりも、効率とコスパを追求してきたわけです。
その結果、頭が良く体力があるはずの大工は尊敬を失い作業員レベルになり、なり手が減りました。
今日 出ていた古民家再生協会では、古き良き大工さんが「こだわりすぎて仕事がない」「2世が育たず廃業」の憂き目に遭っていたそうです。
クーカンのインスタでは、そんな職人さんたちにスポットを当てています。出来上がった美しさが、それ以上の誠意と手で出来上がっていく様を見ていただきたいです。
インテリアなどただの思いつきでできるので、それを産み出す力を持つ会社でいられるか?ということに重きを置いて家を建てています。