2022年08月19日

ガラスの天井ではない、建築界のコンクリート天井を打ち破るのは誰か

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アメリカBloombergの記事で、
「建築業界の女性進出が青天井で進んでいる」
と言う記事がありました。


弊社も全く以てそうで、社内の女性率は85%。
「ガラスの天井」どころか「コンクリート製の分厚い天井」であった建築業において、逆に、要職になぜ女性がいなかったの???と不思議に思うほどの活躍をして頂いています。
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アメリカでは2022年に14%越え。

 私はなんとなくですが、2080年くらいになると、いわゆる「本社」「シンクタンク」「コンサル」といういわゆる頭脳的な場所で、女性割合が6割を占めるようになるんじゃないか?と予測しています。

 予測のつかないVUCAな世界では、女性のセンシティブな勘や不正を忖度しない世界観は、有用です。

 大きなゼネコンのビル現場で、腰袋(10kg)をつけて工事に挑んでいる華奢な若い女性なんかを見ていると、良いなぁ〜と感じます。現場でたくさんいろんなことを学んで、いつか幹部になっていただきたいものです。

 私がこの会社を始めた頃は、下請けの会社さんが平気で女性スタッフのお尻を触ったり、朝からエロトーク三昧だったりと、女に全員キャバ嬢の寛容さを求めてる人がチラホラいてびっくりしました。 (夫婦仲の良い職人さんだけにしぼったので、今はたいへん健全な男性ばかりですよ。)

 はたまた取締役の私となると、自分のアイデアなのに銀行さんから、「あなたは女性ですし子供もいるから、(将来的に長く続くかわからないので、)ご主人にしか融資はしません」と全く信用されず、戦略上、主人の収入だけ上がっていくと言う現状もありました。私が給料を決めているにもかかわらず、です。


 女性で子どもを産む機能がある人は、仕事も出産も選べるので、元来、自由でタフなはずです。
 
 ただ私も3人を育てて、その「選択の自由のホンネ」…実は一つも自由などない。には驚愕しましたが、それでも、子育て(人の育成)、母という肩書き(社会からの信用のなさ)、という1種の苦行を通して、人生が変わるほど学び、強く大きくなりました。

 そんな経験豊富な女性たちが、新しい「建築業界の価値観」を切り開いていくことは必然でしょう、明るく朗らかで穏やかなモノになっていくと思います。

 これからは、働くお父さんではなく、働くお母さんが、労働意欲の高い子供を育て、同時に生産性のある職場を作ると思っています。

 世の中で、労働しないことが理想であるかのような表現が出回っていますが、本当に悲しいことです。

 「人は、遊んでいる時よりも働いている時の方が幸せである。そんな『労働の尊厳』を日本人はもっている」と言ったのは稲盛和夫さんですが、この言葉、ちゃんとはやらせていきたいと思います。
 
 デジタルを崇めすぎてリモートワークで加速する、室内で楽していても命が続くなどと幻想を抱かせるシステム、人の動物的なカンを失わせる国の政策が、これ以上増えないことを、心から願います。
posted by Kuhcan at 07:10| 日記