2022年07月26日

プロの知識が足りてない!〜セカンドオピニオン引き受けています。

94F35C70-12C2-4EB4-BCE6-E6EA21F5FBB6.jpeg
 「市街化調整区域の再建築や用途変更」
 今日,事務所に帰ったら、社長の吉田が勉強していました。建築法令集やバソコンで調べた条例の画面をびっしりとノートに書き写しています。こんな手間のかかる勉強は家で夜やって欲しいですが、私の振った相談でもあり、急を要します。
 「でもこれでよくわかったよ。市街化調整区域(基本的に家を建ててはいけない地域)の空き家を取り壊して、もう一度家が建つかどうかは、ケースバイケースだ。」
 …。
 つまり、「はっきり建つとは言えないが,建つ場合もある」ということです。
 実は最近、空き家の取引について相談されることが増えました。売りたい人、貸したい人、直して住みたい人…。
「最初に頼んだプロの言う事は本当かどうか」とセカンドオピニオンを求められています。
 
 これは非常に大事なポジションで、その人たちの生活(お金)に大きく関わってくるので、こちらも真剣に相談に乗っています。
 先日などは、「ローンが降りません。降りる銀行を紹介してください。」との電話から始まり、銀行さんの意思確認はもちろん、土地の調査、買うべき土地の斡旋、ひいては売主さんと買主さんの関係調整まで行うことになりました。それでもまだ検討部分が多くあります。
 そのケースでは、相続の引継ぎが完了していない話もあるため、肝心の不動産屋が面倒くさがってことをこじらせているのですが、横で見ている市の空き家バンクは「私たちにはちょっとわからないから」と傍観されていました。(それはないよね!市役所に聞けばいろんなことがわかるんですから。)
 私たちは、
 @銀行、
 A銀行の本部、
 B空き家バンク、
 C不動産屋、
 D地主
 E建築確認センター、
 F法務局、
 G司法書士、
 H土地家屋調査士、
 I一級建築士、
 11)工務店、
 とすべてのところに確認して、ある一定のゴールは得ました。こうして実に11の機関や人に確認しなければ、得られない回答もあるものです。
 お客さんは精力的な方で、2週間ほど精力的に電話応対にも応じていただき、比較的スピード解決中ですが、普通は途中で疲れてしまったり、あまりみんなが違うことを言うので不安になって調べるのをやめてしまったりされます。
  こういう時、不動産と一級建築士事務所を両方やっている私どもとしては、知識、カン、アイデアを総動員して対処しています。ローンの金額も、工務店としてのヨミが必要になります。
 
 先述のように、キーパーソンであった不動産業者の知識(と意欲)が不十分であったために、空き家の売買がうまくいかない場合があります。それは本当に、往々にしてあることなのです。
 ですので、もし岐阜県下の住宅でお困りの方は、お気軽にご相談いただけたらと思います。
上記11のメンバーに加えて、相続対策の税理士さん、弁護士さん、行政書士さんなど、様々な国家資格を持つチームで対応しております。
 
 
posted by Kuhcan at 08:27| お知らせ