
先日の雪の日、壊れていた漏電ブレーカー1つを自社でチェックできなかったことを反省しております。そこで、電流の測定器(チェッカー)を導入しました。使用中のA(アンペア)がわかるクランプメーターは、届き次第また講習をします。先生は吉田建築士。

まずは、単四や単三電池を用意。
1.5V(ボルト)であることを確認します。
プラス極とマイナス極に当てて、実際に1.6以上あることを確認。
100Vコンセントは交流なので、どっちのプラグに差し込んでも大体100V流れていることも確認。
パソコンの充電アダプター(直流)にも突っ込んで、DCアダプター(交流の電流を直流に変えている機械)に記載通りの20Vが通っていることを確認。
そもそも交流とは、プラスとマイナスが常に入れ替わり続けている電流の流れ方のことをいいます。
発電所で作った電力を家庭まで届けようとするとき、送電線で抵抗(Ωオーム)が発生します。直流で送ってしまうと、抵抗が大きすぎ電気のロスが増えるので、交流にして、プラスとマイナスを入れ代わらせ、ドリルのように推進力を持たせて遠方に届けているわけです。
60Hz(ヘルツ)とは、1分間でプラスとマイナスが60回入れ代わっていると言う意味。
ちなみに東京が50Hzなのは、ドイツ製の発電機が採用され、大阪が60Hzなのは、アメリカの発電機が採用されたからなのだそうです。
普通、どの国も、ヘルツは統一されているそうなのですが、日本は100年前から話し合っても統一できないそうです。
パナソニックの電化製品は60Hzで商品を作っていますので、50Hzのところだと、少し能力が落ちるんだよとのこと。

「おお〜」「なんで?」と興に乗ってくるみんな。
「大体、乾電池がみんな同じ1.5ボルトだとは知らなかった。」
「アンペアとボルトの意味がわかんない」
「Ω、て、オームって読むの?オメガとは読まないの?」
などなど、大変盛り上がっていきます。
そしてそのうち、自分に流れている電気抵抗(Ωオーム)を測り始めました。
人間は基本的に絶縁体なのですが、水分があれば電流が流れます。乾いた手と、濡らした手で、100倍以上抵抗が大きくなることを実験。
また、痩せた安村さんと私では、普段の抵抗が若干違うことも発見。これは、脂肪があると抵抗が大きくなるためです。
そして、抵抗が大きくなると人間は電気が流れにくくなり、感電しにくくなる、という理論も説明されました。
「私に最近、静電気がこないのは、太って抵抗が多いからなの?!」と聞いたら、「化繊繊維をあまり着ていいないから。」だそうで、ちょっとほっとしました。
毎日使っている乾電池や電化製品ですが、知らないことがいっぱい(昔は知ってたけど忘れてたこともいっぱい)。
みんなでこうして実験すると、忘れなくなっていいですね。と言いながら、このブログを書くのに再度1から吉田建築士に教えてもらっている私。知らないことよりも忘れていくことが恐ろしい48歳です。
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