2021年10月20日

「女性活躍」の講演をしてきました

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 昨日、おそれながらも、私と夫で講演をさせていただくことがありました。
 「おがくずと一億円
〜 女性活躍を促しながら収益性を高める小規模事業者」というのがテーマです。
 聴き手は、中小企業の経営者の皆さんや銀行さんなどです。

 夫が20分、私が70分の持ち時間。
 話したいことがありすぎて、練習では50分も予定オーバー。しかし私はトークのベテラン(のはず)ですので、本番は、カン良く65分で終り、ほっと一息です。

 さて、今回この講演依頼をいただいて、改めて、自分の女性感や、少子化の問題等含めて、これからの若者の働き方について考えました。考えがまとまって、とても良い勉強になりました。

 「よう覚えといてくださいよ、
6歳以下の子供がいる女性の家事労働時間は7時間30分。それに比べて男性のそれは1時間50分。
 この上で、『女は働かない』とか、『たいしたことができない』『会社に忠誠心がない』とか、皆さん、絶対に言ったらあきませんよ」

 配分の是非はどうあれ、事実として、子育て中の女性の苦しみ、また逆に、子育てをしていない女性の苦しみを思うと、男性の時間割で行われていくビジネスに、異議を唱えたいことがたくさんあります。

 女性は「産む機能」と「産む本能」がありますが、この色とりどりの選択肢ができる世界で、その「機能」「本能」を使うか使わないか…これが選べるようになって来ています。
 しかし、どちらを選択しても、つまり産んで苦しみ、生まなくても苦しんでいるのは、一体なぜなのか。この講演レジメを作ることによってずいぶん私の中で整理整頓ができました。

 私は出産して20年経ちましたが、わずか6年前までの、子育てで仕事がままならなかった自分のことを思い出しました。子供を生まなかった人、そもそも結婚を選ばなかった人もたくさんいます。
 そんな中で、3人も生んだのに自分を表現したかった女が私です。それ故の苦しみを、語っただけで時間オーバーになってしまいました。

 あと50分あれば、その上で、これからの女性や若者に伝えられる建設的な意見が言えたかなぁ。
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 最近LINEの漫画などで、「自分のまま、楽に生きる」「もう頑張らない」若者や中年モノがよく散見されます。

 しかし私は、楽に生きる等は幻想で、ここまで貨幣経済が発達し、高等な社会インフラの上に成り立っている日本で、個人でそんな手抜きが跋扈したらえらいことだと思っています。楽に生きるのは、ずっとではなく、たまにで良いと思っています。

 先日野田聖子さんも、「今の日本は、人間が1億人以上いないと成立しないインフラ経済センスで動いている」と言っておられました。

 その感覚(金額)の是非は、私は専門外なので問いませんが、事実として今そうである。

 ならば、通常の気力と体力を持って生まれた人間は、苦しくても「がんばって」生きていく甲斐性が必要だと思っています。(身体や精神の状態が悪くて働けない人の代わりに!)

 その感覚を伝えるには70分の持ち時間は短すぎました。

 女だから許されることも、女だから許されないこともなくて、いくら私たちが、「女の能力はなんとなく男に劣る気がする」と言う偏見を受けてきた性種だとしても、そこは歯を食いしばって、そうじゃないんだよ、と自分が深く納得できるレベルまでやっていく部分があると思います。

 公演が終わって、男性から少し羨ましがられました「結構、女性に厳しい意見もありましたね。あれを僕たち男が言ったらアウトですよ」

 私は、なぜその厳しい意見を言ったかと言うと、馬鹿にしているからではなくて、ほんとに女性のその後を思って言いました。日本のこれからも思っていました。

 それを単なる差別発言と受け取られることもあります。

 男性に、産む機能付き人間の苦悩を伝えていく努力って必要なんだなと改めて思いました。たかが1時間半ではたいして変わりませんが、大きく変わっていく一歩にしたいと思います。
 
posted by Kuhcan at 09:03| 日記