
コンクリート造の築40年のお宅。
玄関の軒先が、たらいにたっぷり水が溜まるほど雨もりするとのことで、修理に来ています。
原因の一つは、一見きれいに収まっている屋根の「棟」部分。
棟の幅が狭いので、
横向きの屋根板金を被せている奥行きが浅く、
この隙間に雨水が降り込んでいるのでないかと推測しています。
そこで、その隙間にシリコン防水処理をした上で、
棟木を追加し、
さらに大きな棟板金を被せて防水します。
↑最終的にはこんな仕上がりです。
(この写真は、8年前に修理された箇所のもの。)
本来はこういった屋根の下(軒裏といいます)は、
軒裏の素材をめくれば雨水がどこから侵入しているかが分かりやすいのですが、この家はコンクリート造。
本体全部がコンクリートでつながっているため、5m以上離れたところから雨が侵入している場合もあり、無論めくることもできず、侵入箇所の特定が難しいです。
まず今日は、この棟からの雨漏りを防ぎ、
その後さらに他の可能性を探りながら直していきます。
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