2019年12月21日

築72年の古民家再生B トイレ

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「この先30年間直さなくてもいいようにお願いしますね。」^_^
 つまり、住まい手がご高齢になり、生活スタイルが変わっても、耐震上安全であり、車いすなどにも対応できる使いやすいリノベーションをしてほしいというのが最初のリクエストでした。
 ではトイレをどうするか、ということから考えてどこの部屋で何をするかを考えてきました。
 
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この写真でわかるように、玄関からトイレまでは一直線の導線にしました。玄関からの段差は一直線でスロープで解消すれば、車椅子になっても色々と心配がありません。
 その上、トイレの長手を少し短くして、手前の廊下を広くつくりました。柱をずらすのは結構本当は大変だしやりたくないのですが、この10センチ15センチの差で、車椅子の使いやすさが全く変わってきます。そのかわりちょっと構造上無理をしたので、柱や梁が見える真壁にはできず、トイレの手前の壁だけは柱が見えない大壁になっています。
 
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トイレの壁は、床から1.1mまでは尿がはねるというデータもありましてクロスにしました。グリーンのクロスだったので、手洗いにはグリーンのオニキスモザイクガラスを貼って水ハネにも対応しています。手洗いのカウンターはめるくしパインで作って、手洗いボウルは陶器製です。(昨今の人工大理石カウンターは、将来的に劣化が早そうなので、あまり好きではないです。特にトイレや洗面のものはあまりいいものじゃないような手ごたえがしています。)
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窓はインプラスという二重窓を取り付け、断熱効果を高めました。床も、CFシートと言う塩ビ型のクッションフロアですので、尿の染み込みもなくやさしい踏み心地です。古民家とは言え、清潔感は大事なので、雰囲気を壊さない程度に新素材を使っていきます。
 闇雲に天然素材の家を売るのは私は本当に好きではなくて、せっかくなら新しい素材の良い所も取り入れ、だからといって時代の波には飲み込まれないと絶妙なところをいつも探しています。
posted by Kuhcan at 23:35| インテリア施工例