2019年03月22日

ベランダの腐朽

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今日の衝撃映像

3Fのベランダが浸水してグラグラになっていたので、外壁材(サイディング)を剥がしたところ、このような凄い有様

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外観はこのような感じでした。
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サイディングをめくってみて、みんなで「これはヤバイね〜」
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ちょっと壊し始めただけでこの崩れ具合
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「もう…ひっどい」と大工さんため息。
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ベランダの手すりって、当たり前の様に庇(ひさし)がないのですが、外から手と見えてるだけで、中はこんな風になっている時があります。特にツーバイフォーがひどいです。(どれだけブランドのハウスメーカーだったとしても! )

私がベランダを作らないのは、花粉症だからでなくこんな理由もあります。

最初は工作のようで、きれいにできていても、30年後にそうかと言えばまぁこういう感じの時もあります。

なんとなくどうしたって、好みが古民家に走りたくなるのはこういう時です。

なぜなら古民家は、良いも悪いも全部露出しているので、中で湿気がこもって実は…って事はまずないからです。腐った時はすぐ腐った等分かりますし、歪んだときはすぐに歪んだなとわかります。人の性格で言えばとてもオープンなんです。

そういう意味では、悪いところに気づきやすく、すぐ対応できると言うメリットがあります。

本当の自分を隠すと自分の中にくすぶりが出るように、家も、丈夫そうな素材で覆ってしまうと中身の普及がひどくなり、気づいたら手遅れということがあります。

なのでお客様が「作る前から20年後のメンテナンスをする話だなんて、夢が壊れる」と言わんばかりに、後先考えないデザインを求めてこられたりすると、実はしらーっとしてしまう時があります。

  物質な以上、汚れて衰えて朽ちていくのが宿命。でも精神は、鍛えようによって歳を経ても輝き続けます。
  古民家が素晴らしいのは、たとえどこかが朽ちていてもやはり建てた大工さん達の精魂の名残がどこかに残って家を励まし続けているところだと感じています。
posted by Kuhcan at 22:50| 工事写真