2018年11月09日

清水の家 現場でストーリーを語る

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現場で打ち合わせをしています。
このお宅は大きいので、床も壁も色んな張りわけがあり、ストーブもあり天窓もあり間接照明もありで、「きてください」と呼ばれて出かけて行きます。

  図面もありますが、本当にこれでいいか?という確認をしたがる大工さんが多いです。設計図から設計意図が読みきれないためです。
  そこはどうしても、そこに至る経緯やお施主様の趣味趣向を丁寧に話すことが求められます。話すと、「ああ、そういうことか!」とその仕様の目的が腑に落ちるようです。

  つまり、作る側に、ストーリーが共有されるということが大事なんだと思います。

  昨今の人材不足を受けて、「インターセレポーティ」なる言葉がヨーロッパでは言われているそうです、意味は「いかに人間の移動をなくして目的を達成するか?」

  現代など、メールも無料テレビ電話も充実しているので、多分、事務所にいても遠隔操作で片付くことがたくさんあるのでしょうが、本当は全てが現場に転がっています。
  答えもヒントも問題点も、しっくり感も。

  今は、消費税増税前で沢山の工事見積り依頼をいただいていますので、現場に行く時間を端折りたいのは山々ですが、経済性ばかりのために現場に行かないのはあかん事やとよく思います。
 
  お客様のストーリーがおざなりにされないように、現場のスタッフと沢山話しをします。人間的な情緒を効率化で失い切らないような運営センスは、小さな設計事務所の経営者として今後ますます気をつけて持っておきたい部分です。
posted by Kuhcan at 21:59| 工事写真