2018年10月02日

自然からの因果応報

  世のため人のために、
という事を考えていると、古民家再生に行き着いている私です。

  コンクリート、ガルバリウム、グラスウール、ビニールクロス…
2177F3CA-532F-4BD8-AA0D-79FE97C859DA.jpeg
  ざっと思い浮かべただけでも、海に流れてイルカが食べたらイルカ一生お腹に残る素材で、私たちは家を建てています。要するに土に戻らない素材です。

  酸性雨で溶ける銅板、濡れれば落ちる土壁、燃やせば灰になる木の板。そんなもので古民家はできています。

 ( 谷崎潤一郎は100年前に、ガラスや電球でさえも、情緒のないいやらしい人工物と言っていますが。)

  ただそんな人口のものに頼ってなお、「あそこの傷が、シミが、汚れが。」と、飽くなき清潔感と、飽くなき永続性を求めて、我が建築事務所は、「風化しない」素材で建物を建てようとしています。

  家を守るために。家族の経済を護るために。人の命を護るために。
  そうすれば会社を護れるからです。

  そうこうしているうちに、ゴミを捨てる場所がなくなり、原発が爆発し、異常気象で猛暑や竜巻現象が起きています。
 
  命を守るため自然でない生き方ができてしまった人間への、因果がじわじわと巡ってきているんだと私は思っています。
  正直、私の代までは地球があるだろうとタカを括っていますが、住む土地があるだけマシだと思うと、それだけで幸せを感じるくらい、建築から出るゴミの量や質が、私は気になっています。
  
posted by Kuhcan at 17:17| 古民家再生協会