2018年05月13日

雨が降って…儲かる…のか?

雨降り。
今日も水仕舞い(みずじまい…雨仕舞いともいう。水が沁みたり漏れたりしそうな、接合部分の処理のこと)を点検しに、回って来ました。

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1年半前の新築。
  樋に何か詰まっていて、雨が集水器から漏れているおうち。
  きっと、スズメが何かが巣を作って集水器が詰まっていると思われます。

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次は、
この離れ(左)と渡り廊下(中央)の内部に、雨の雫が外壁伝いに、中の床タイルにポトンポトンと落ちています。

  おそらくこれは、サイディング(窯業セメント板)の縦に一本入っている継ぎ目を伝って、2F外から1F内部に落ちています。

  この渡り廊下は、左のおうちが建った後で作ったものなので、外壁のサイディングが家の内部にまで貼られており、中と外の縁が切れていないためです。

  こうして、家は工作と違って雨が1滴でも入ると「失敗」になってしまう存在。

  今回は外壁材が濡れているだけなので、そう心配したものでもありませんが、屋根をかけて室内という扱いにしてある以上、対応しないと気分が悪い。

 施主さんはよくもののわかった方なので「雨や水って、(そのルートが)わからないモノだもんね!」と同情してくださるのですが、やはり雨漏り感があるので治したい。

明日、晴れてから再調査します。

ここからは私の雑感ですが…

「風が吹いて桶屋が儲かる」と言いますが、雨が降って自分たちは儲かる、どころか、気が悪いので自費でなおしますし、私たちが立てていないように直してお金もらう時でも、あまりいただいて気分の良いお金ではありません。施主様は丸々損をしますし。正直、申し訳なさとか至らなさで、小さな気持ちになってしまいます。

  特にこんな雨仕舞は、最終的には「人智」と「自然」の戦いといいますか…。
  地震でも雷でも経年劣化でも言えることですが、(世間から下手だと言われることを恐れずいえば、)
  一滴の雨漏りを恐れる雨仕舞いの工夫は、ムダな悪あがきとわかっていながら自然に戦いを挑む人間の驕慢な行為とさえ言えます。

  どんな工法もどんなデザインもなぎ倒して、地震や大風を利用しながらあくまで静かに侵入してくる「水」を見るたびに、実はいい感じに自然に心を開き大雑把になって行く自分がいます。まぁ、これくらいは諦めるといいんじゃないの? って…。
(こんなこと打ち明けていいのか?!)

  それでも社会常識と社会性と社会的責任の名の下に、「そこには」雨が落ちないように補修してきます。そこに雨が落ちなくても、今度はあちらに、でなければ数年後に、また落ちるのではないかと恐れながら… 。

 うまく治せるといいな〜。 またご報告します。

 

  
posted by Kuhcan at 16:20| インテリア施工例