2019年11月28日

ソファベンチのある窓辺

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ソファベンチを作りました。
家具屋の出なので、ソファを作るなんて簡単かと思われるでしょうが、実はほとんど作りません。
理由は
「ソファメーカーを冒涜してる気がするから」。
各工場の苦労やデザインの工夫を知っているからこそ、自分は手を出しちゃいけないと思ってきました。一人で紳士協定を結んできたわけです。
 そうはいえども、リクエストがあれば作るのが筋ですので、作ってみました。
 隣の家に向かって造る方角なので、窓辺とは言えベンチのへりにすぐガラスが来ないように、窓を上に上げました。
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本当はもう一段窓を上にあげたかったのですが、鉄骨の梁があったせいで断念しました。せめて窓の上まで天井を斜めに下げてこようと思ったのですが、天井が低すぎるんじゃないかと現場での打ち合わせで却下になりました。
 作ってみてやっぱり、天井と窓を斜めにつなげたかったと思うのですが、ここら辺は施主さんの感覚や意向もあっての結果なので、いいことにしましょう。

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天板と引き出しには、ウオルナットの無垢板を取り寄せて付けました。この材料がさらっと入ってくるところが空間建築工房だと自負しております。(意外と、建築業界にはウォールナットの無垢板が出回っていません。)
 施主のお父様には「いいなぁ…無垢板…奥行きもたっぷりあって座り心地もいいし…。使い回しも良さそうだし(寝れる)…ずっとここにおって孫の顔見ていたいなぁ」と言っていただきました。
 
私の大好きな 故・平塚家具の専務にこのソファを見せたらなんて言うかなぁと想像します。15年前に、私が作った大きな本棚のあるリビングを見て、「もう、僕、シットするわぁ!」と言われた嬉しさを思い出します。私の叔父にあたる人ですが、昨年夏に急逝してしまい、とても寂しく思っています。専務が見つけてきてくれた工場や材料屋さんを駆使して作ったこのソファです。
posted by Kuhcan at 06:09| インテリア施工例

ソファベンチのある窓辺


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ソファベンチを作りました。
家具屋の出なので、ソファを作るなんて簡単かと思われるでしょうが、実はほとんど作りません。

理由は
「ソファメーカーを冒涜してる気がするから」。
各工場の苦労やデザインの工夫を知っているからこそ、自分は手を出しちゃいけないと思ってきました。一人で紳士協定を結んできたわけです。

 そうはいえども、リクエストがあれば作るのが筋ですので、作ってみました。
 隣の家に向かって造る方角なので、窓辺とは言えベンチのへりにすぐガラスが来ないように、窓を上に上げました。
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本当はもう一段窓を上にあげたかったのですが、鉄骨の梁があったせいで断念しました。せめて窓の上まで天井を斜めに下げてこようと思ったのですが、天井が低すぎるんじゃないかと現場での打ち合わせで却下になりました。
 作ってみてやっぱり、天井と窓を斜めにつなげたかったと思うのですが、ここら辺は施主さんの感覚や意向もあっての結果なので、いいことにしましょう。

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天板と引き出しには、ウオルナットの無垢板を取り寄せて付けました。この材料がさらっと入ってくるところが空間建築工房だと自負しております。(意外と、建築業界にはウォールナットの無垢板が出回っていません。)
 施主のお父様には「いいなぁ…無垢板…奥行きもたっぷりあって座り心地もいいし…。使い回しも良さそうだし(寝れる)…ずっとここにおって孫の顔見ていたいなぁ」と言っていただきました。
 

私の大好きな 故・平塚家具の専務にこのソファを見せたらなんて言うかなぁと想像します。15年前に、私が作った大きな本棚のあるリビングを見て、「もう、僕、シットするわぁ!」と言われた嬉しさを思い出します。私の叔父にあたる人ですが、昨年夏に急逝してしまい、とても寂しく思っています。専務が見つけてきてくれた工場や材料屋さんを駆使して作ったこのソファです。
posted by Kuhcan at 06:08| インテリア施工例

2019年11月26日

最後の盛和塾 〜西日本勉強会

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 大阪にて、最後の盛和塾西日本勉強会に出てきました。
 盛和塾は、京セラ、au創業者の稲盛和夫さんが、「経営に困っている人のために、正しいやり方を教える」と、全国行脚して、いわば辻説法のように悩み相談に応じてまわった経営塾です。
 世界100支部超、15,000人を超える社長が集まる塾です。今日は1200人が参加されていました。
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 私は、まさかの日本航空JAL取締役副社長様のテーブルでした。(これくじで当たります)
 「JAL再生」を読んで入塾を申し込んだ私。さらにこの副社長は、夏の全国大会で、「JAL再生の頃、55,000人の応援団を作って下さり有り難うございました」というメッセージを、全員分「手書きで」お書きになった方です。
 その時、あまりの労力に呆然としまた感動していた私としては、生で拝見できてラッキーとしか言いようのないテーブルでした。お席にも色々な方が来て、JALを応援していたよと話ししておられました。盛和塾は、「利他」と「自己研鑽」をテーマにしていますので、こんな方も多くおられます。
 また、テーブルの外の方は、私の別事業・古民家再生協会の方向性の延長線上にあるお立場の方々もおられ、非常に実りのある勉強会でした。
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 しかも、経営体験発表者である3人のうち、小森アナウンサーは、私の結婚式の司会をしてくださった方です。正直ご縁を感じざるをえません。
 京セラフィロソフィーの原書まで当たりました。1200人中 60人です。(私は経営者の会のじゃんけん大会や抽選がよく当たります。宝くじは当たらないのですが、お金が当たったところで…とあまり興味がないので、その欲のなさで嬉しいものが当たりますね。)
 というわけで、得るものばかりの楽しい忘年会となりました。正直どのテーブルにも、暖かな感情が流れていた今日のお別れ会でした。いつも立派な方々に会いすぎてむちゃくちゃ緊張するのですが、今日は、そうでなく、何かホワッと大きなものに包まれているような勉強会でした。
 不世出の稲盛和夫会長のおかげで、私たち経営者が健全な経営をし、お客様や社員さんのために頑張って、良い会社を作っていく。そうすれば必ずこの国は良くなると最後に皆さんが口々におっしゃいました。
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 国家や景気変動にも揺るがない、人様のお役に立てる会社を作る決意を新たにしました。
 
posted by Kuhcan at 00:50| 日記

2019年11月22日

TOYOキッチン

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TOYO Kitchen Style(トーヨーキッチン)
というキッチンメーカーをご存知でしょうか。
岐阜県関市発祥でありながら、スタイリッシュな色気あるシリーズを生み出し続けるハイエンドなキッチンメーカーです。
最近では、オランダの「Mooi(モーイ)」というインテリアブランドともコラボして、唸るほど素晴らしいショールームが名古屋市天白区にあります
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今回は、そんなTOYOキッチンを、鉄骨3階建てのリノベーションに組み込んでみました。
リノベーションとはいえ、施主様はインテリアが大好きなとても理知的な女性でしたので、たくさんの趣味レーションをなさり、こんな感じに行き着きました。
 窓が少々ずれていますがリノベーションなのでご愛嬌です。とは言えカップボードが少し窓に被ってしまったのを放置すると芸がないので、職人さん達が現場で上品に仕舞いしてくれました。
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(窓の外から見ても裏でなく模様が見えるように、キッチンパネルを切り取って貼っています。)
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 カップボードの左側にはパントリー的な収納があるのですが、これも、実は鉄骨の柱がここにあるため、それをうまく隠した仕上げとなっています。
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 クロスはチャコールグレイで統一しました。
もうちょっとアバンギャルドな感じもいろいろ考えたのですが、トーヨーキッチンのカウンタートップのキラキラ感があまりに存在感があるので、別荘でもないし、やりすぎると疲れるよね、と話し合い、10回以上の検討を経てこの落ち着いた感じで収めました。
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 今回褒めていただいたのはこの「やり過ぎなさ」です。何でも盛り込めば良いとなるとアパホテルのように散らかった、テーマのないデザインになってしまいます。
 
 (とはいえアパホテルの社長さんのことを私は大好きで、あれぐらい個性があれば、「あーこの人に会いに来たなぁ」と言うような気持ちにさせます。新しいアパホテルに行くたびに、誰とも被らない個性のあの社長が余計好きになります。)

 ですが、一応、インテリアコーディネーターとしては、「そこまで好きなものを盛り込みすぎると、デザインとしてはダメですよ」と言いたくなることがしばしばあります。

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今回は、クロスやタイルはもちろん、クローゼットの中身まで施主様がすごいシュミレーションをご自分でなさって「何が悪いんですかね?」と質問をなさると言うレベルの高い打ち合わせが多かったので、それぞれのアイテムのデザイン性の違いをご説明することができました。
 これはまさに施主さんのセンスと性格が素晴らしかったからで、私は単に知識をお伝えするのみで、決定はほぼご本人がなさりこの仕上がりです。
性格なんてインテリアと関係ないようなものですが、実は大変関係があります。意見を聞いて噛み砕いて考えてくださる方というのは素晴らしい仕上がりになります。私も自分の好みの押し付けではなく、その方らしいインテリアをお勧めするようにしているためです。
(続く)
posted by Kuhcan at 07:13| インテリア施工例