2019年08月25日

見えないものを見る

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古民家の改装中です。
このお家は、「伝統耐震診断」で、「古民家であるにもかかわらず現代の在来工法の揺れ方をする」と判定された建物です。

  特に、写真の部分(と写真右の青い新既存部分)は、後から増築されていたこともあり、通気性が全くなかったこともあり、現在の建築基準法に基づいたやり方で直します。
  (以前のブログで、屋根のかけ方やお風呂の設置方法、地面と土台木材の縁切りなど全てに問題があったゾーンです。)  

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ですからこんな細かい土台部材が入ることも。
ちなみにブルーシートの奥は既存の建物です。

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 2日かかって、この屋根下地がようやくかかりました。
  古民家って手がかかりますね。

  折しも昨晩は、私の通っている経営塾で、私の経営体験発表をしてきました。が、 一軒を1日で建てる新築の上棟に比べて、たったこれだけで2日かかる古民家。
  敏腕経営者様たちにいろいろ突っ込まれそうな(笑)シチュエーションです。
あの天才のみなさんだったら、この現場をどうさばくのかなあとも考えながら見ています。
  
  暑い中、手刻みでやっていただいている「職人さんへの信頼や古民家への愛着」と、「スマートな実行予算や工期」。このハザマで右往左往している私たちに向けて、昨日の岐阜塾の勉強会では皆様からいろいろな意見を頂戴いたしました。

  最近思うのですが、プロが家の完成後をありありと想像できるように、名経営者は、自分の経営の結果をありありと想像できる人たちです。

  見えないものを見ようとする行為は同じなのに、家に比べて会社の行く末を見るのは難しい。会社よりよほど家のほうに命があるから、家が私たちに呼びかける声が大きいんだろうなと思います。

  この古民家が、「地震に耐え」「雨に耐え」「家族の変化に耐え」るよう精一杯仕事しつつ、本来命のない「会社」という存在に命を吹き込むべく、今日も邁進していきたいと思います。

  
  
posted by Kuhcan at 06:16| インテリア施工例