2019年02月07日

紙の柱

坂茂(ばんしげる)さんをご存知ですか?

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「建築家は、災害の地に姿を現すことがない。なぜなら、必死にお金持ちのために働いているからだ」
 と言って、段ボール紙でできた仮設住宅や、津波で流された跡地の心のよりどころになる教会を建設したりしている素晴らしい建築家です。
  フランスで、炭鉱跡地の町おこしのための若者誘致施設「ポンピドゥーセンター・メス」、大分市で市立美術館OPAMも手がけています。

  このたび、弊社では「浅野撚糸」さんと言う、科学技術賞(文部科学省)をとられた会社のオフィスを工事することになりました。

  
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ガイアの夜明けなどにも登場された社長さんは、能力が高くていらっしゃるため、とても心のひろい優しい方でしたので、坂茂さんを思い出しました。

 そこで、オフィスに紙管を使っています。

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  天井いっぱいに立ち上げるため、天井にこうして穴を開けて(右)、紙管に通しておいたリング状の板を貼って隙間をなくします。

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  坂茂さんはこの紙管を構造材として使われるすごい方なので、ある意味私たちのやり方は単なる飾り物の域は出ませんが、オフィスと言う流動的な場所なので、解体した時ゴミが極力出ないやり方を考えました。
  「建築家は、未来永劫自分の建物を残そうと頭を使う。でも私は、建物を壊す時ゴミも出ずちゃんと何もなくなるかを考えて建てている」というのが坂茂さんのテーマです。


  浅野撚糸の社長様にはとても喜ばれました。イタリアの家具が届かなくて、完成を先延ばしにしなければいけませんでしたが、何とか今月中に完成しそうです。
posted by Kuhcan at 13:50| インテリア施工例