2019年09月04日

「働くことが人を作る」

   最近 見違えて、事務所スタッフのキレが良くなってきました。

 育休後復帰の人も新入社員の人も継続の人も、なんだかお互いのコミュニュケーションの網がしっかりできてきて、現場とのつながりも、今までとは一味違う、スピード感ある連携になってきました。

  まぁそれも一重に、弊社の現場女子が、暑い中せっせと身体を動かして作業や監督作業を行なってくれるからです。

  あとは、「自分自身で考える」姿勢が浸透し始めたのかなと思います。
  指示を受け取って動くのでなく「この人が困らないように」動くという、仕事の原点への理解に血が通った結果だと思います。たいへん喜んでいます。

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  弊社に足りないものを一生懸命探して辿っていたこの春でしたので、夏の間にこういった仕事ぶりを主婦メンバーが発揮して下さったことに感謝です。私ももっと勉強します。

posted by Kuhcan at 23:45| 日記

2019年08月25日

見えないものを見る

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古民家の改装中です。
このお家は、「伝統耐震診断」で、「古民家であるにもかかわらず現代の在来工法の揺れ方をする」と判定された建物です。

  特に、写真の部分(と写真右の青い新既存部分)は、後から増築されていたこともあり、通気性が全くなかったこともあり、現在の建築基準法に基づいたやり方で直します。
  (以前のブログで、屋根のかけ方やお風呂の設置方法、地面と土台木材の縁切りなど全てに問題があったゾーンです。)  

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ですからこんな細かい土台部材が入ることも。
ちなみにブルーシートの奥は既存の建物です。

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 2日かかって、この屋根下地がようやくかかりました。
  古民家って手がかかりますね。

  折しも昨晩は、私の通っている経営塾で、私の経営体験発表をしてきました。が、 一軒を1日で建てる新築の上棟に比べて、たったこれだけで2日かかる古民家。
  敏腕経営者様たちにいろいろ突っ込まれそうな(笑)シチュエーションです。
あの天才のみなさんだったら、この現場をどうさばくのかなあとも考えながら見ています。
  
  暑い中、手刻みでやっていただいている「職人さんへの信頼や古民家への愛着」と、「スマートな実行予算や工期」。このハザマで右往左往している私たちに向けて、昨日の岐阜塾の勉強会では皆様からいろいろな意見を頂戴いたしました。

  最近思うのですが、プロが家の完成後をありありと想像できるように、名経営者は、自分の経営の結果をありありと想像できる人たちです。

  見えないものを見ようとする行為は同じなのに、家に比べて会社の行く末を見るのは難しい。会社よりよほど家のほうに命があるから、家が私たちに呼びかける声が大きいんだろうなと思います。

  この古民家が、「地震に耐え」「雨に耐え」「家族の変化に耐え」るよう精一杯仕事しつつ、本来命のない「会社」という存在に命を吹き込むべく、今日も邁進していきたいと思います。

  
  
posted by Kuhcan at 06:16| インテリア施工例

2019年08月21日

まさかの大阪芸術大学

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(↑芸術大学の学生さんの作品) 

  1993年、私が新入社員の頃、中途採用で入ってきた一級建築士の女の子がいました。飄々とした感じなのですが、かなりおしゃれで、良い意味でインテリ感がなく、大学を聞いたら大阪芸術大学だと言われました。
 「芸大(オシャレ)で一級建築士(賢い)なんてすごいね!」と非常に感心しで大好きだった同僚です。

  そして時を経て 2019年 8月15日。
私は建築会社を経営するようになり、お盆の台風の朝、自分の息子の将来を憂いたブログを書かせていただきました。

その同じ日の夕方。

「俺、大阪芸術大学建築学科が受かった〜!」

  と息子が、玄関に入る私を2Fから大声で呼び止めました。

  正直、息子の勉強しない雰囲気を見ていて「世の中なめてるな。落ちればいいのに」位思っていたので、本当にびっくりです。

  聞けば、AO入試とやらで、「大学と学生相互が納得しあって」入学が許されるようで、二日間の体験入学で作った模型が評価され合格に至ったようです。

  確かに息子は、勉強はできませんが、立体にセンスはむちゃくちゃあるんです。ただ私としては、建築は芸術であると同時に、数字的な知識も絶対必要だと思っていて、勉強しない息子を冷めた目で見ていました。

  どうやらそれでも大阪芸大は、その息子の造形センスを認めてくださったようです。

  ありがとうございます。

  試験後は、「積んだ。完全に才能のレベチ。行こうとする大学間違えた」と息子が言っていたので、諦めてました。

  思えば、633で12年の間、息子の造形を褒めてくださった先生はごくわずか。細かいルールに従わない、 90点を取ったり10点を取ったりする姿を不真面目と思われ、先生に媚びない姿をそのまま受け止められ、成績は悪いままでした。

  とは言え、学校評価が全てではないので、親としては特に学校での処世を促すこともなく、「友達を大事にして部活は真面目にやるように」とだけ言っていました。そこで息子は22キロもかかる試合会場まで夏でも自分で自転車で行っていました。そこは立派だったと思います。

  けれど、造形部分を補強してくれる世界は岐阜の田舎にはありませんでした。 「勉強(暗記)」か「体力」だけが学校での学習で、いつでもその中での横並びを求められました。

  それが、何の美術作品も受賞経歴もない息子に、数回の体験入学で、「うちの大学で勉強しなさい」と言ってくださった大学には本当に感謝です。 私たちは、造形の勉強したことがないので、アバンギャルドな考え方を教えることができません。1つ壁を突破したなと思っています。

  高校の担任の先生には「キミ程度の成績の人間がどうしてそんな無謀な大学を受けるんだ」といわれました。帰りの車で、2人で「先生って夢をみないんやね」と笑いあったのを覚えています。

  が、そんな外野に惑わされず、少しのチャンスでも、信じて、つかんで、認められてよかった。何かを創りたいという「強烈な願望」が息子にあったからで、それが数回の出会いで大学に伝わったことに感謝の念は堪えません。

  芸術大学。私も憧れるそんな場所で、青木淳さんや妹島和代さん、谷尻誠さんが講師を務める大学で、何を学んでくるんでしょうか。

  草太郎おめでとう。
  この一瞬の成功に溺れず、これからこそ謙虚に真摯に、才能を磨いていってほしいと思います。
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(弟の友達の朝日と。)
posted by Kuhcan at 02:08| 日記

2019年08月18日

ねばり勝ったあとの夕焼け

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  末っ子の野球遠征で福井県に来ました。今日は久しぶりに試合が見れましたが、粘って粘っていいパフォーマンスで5-6の逆転勝利です。気分はサイコーです。

  小学校の野球部を引退してボーイズに入れたものの、昔ながらのガチガチの体育会系ルールで、ー普段は子どもに近づけません。

  よって、せっかく25人もいるメンバーのキャラも顔も分からず半年経ってしまいまして、今日は「友だち(わたしの)増やそうキャンペーン」で張り切って泊まり組です。

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  そもそも最近は仕事三昧で月に2日だけの休みをボーイズに当ててるのですが、いつもの「青空応援」を自粛してるので、野球野球ボール️に来てても消化不良。

  なので今日は真剣にみんなの様子を観察し、ちょっとは声出して応援できました。(思い入れ始めるとどうしても歌ってしまいます)

  すると、2年前と同じ「俺なんか。」という萎縮や「あいつではなぁ」という傲慢さなど、いろいろ見えてきます。こりゃ〜、私の出る幕いっぱいね! 

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  ということで、宿で夫と2人で15人くらいをマッサージ。身体を触ると、「ああ、これでセンターフライ落としたのか」「だからピッチングがいいのか」ってわかるくらい。時には性格まで伝わってきます。

  ガチガチな子に「あんたって気がものすごく優しいんやね」、柔らかい筋肉の子に「君は疲れにくいから良かったね」と声をかけるとみんな嬉しそうにニコニコします。なんの形でもいいから、愛情が伝わると、プレーにすぐ出ます。明日も楽しみです。

  今日の感動は、マッサージされて喜んだ子が、仲間にやってあげ始めた事です。エっ!あんたたち4:00起きなのに、優しいし気が効くやん!!ってなりました。

  これなら明日も勝てるな〜。愛情のあるチーム、これからも作ろうね。
posted by Kuhcan at 04:01| インテリア施工例

2019年08月15日

人の役に立つように働く

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  せっかくのお盆だというのに、台風の影響で人影もまばらな今日。
  朝から唐揚げ屋のバイトに行く息子を送って自分は会社を遅刻しています。

  クーカンは、今年スタッフ総出で営業中。人が休んでいるときに、しかも台風の中ダッシュ働くのは結構好きです。息子も同じように、休日に働いていて微笑ましい。

  「お盆なのに、お客さん来るんかなぁ〜だるいな〜」とぼやく息子に「お盆で親せきいっぱいだから、台風の中のテイクアウトからあげは、みんなの役に立つと思うよ!」と励ましてます。

  せっせと働く息子にホッとしているのですが、多分ほんとはホッとしてる時期じゃありません。
  息子、高3で大学受験の真っ最中。しかも1校しか受けないらしい。
  先生からは「よくもこの成績で、単願なんか目指しましたね!」と半ば怒られながら呆れられています。

  「でもそこしか行きたくないんやもん」と受験の努力もろくにしていない息子。正直、受験がダメならこのまま就職も視野に入れて眺めています。勉強するよりも、働く方がシンプルなので、勉強すっ飛ばしてバイトに励んでしまっているからです。
  この子、将来大丈夫なのかな?
  
  そういう母のざわつきを映したかのような台風前の朝です。

  結局言えたのは「まぁ、人が困っているときに助けになるように働く、それが1番大事なんじゃない。お盆のバイトがんばってね。」

  あー。こんなことでいいんだろうか。でもほんとに、「勉強しなさい」が言えない。(きっと彼の心に入っていかないだろうから)。勉強の大切さをわかっているからこそ言えない。

  わからない子に何を言っていいのかがわかりません。

  子育てって難しいです。

  
posted by Kuhcan at 19:07| 日記

2019年08月08日

滝のある庭を作ります

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滝のある庭を、あるショップの南に作っています。

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盛り上げたり

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掘り下げたり。

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流線形に描いた土の上に、作っていきます。

9月にはお目見えできます。
お楽しみに。
posted by Kuhcan at 21:43| 工事写真

2019年08月07日

夏休みのポスター

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参院選は投票率が悪かったのですが、娘の夏休みの「選挙ポスター」がすごい。
雲がうまく描けるんですね〜!
さすが、バレー部キャプテン。
集中力あります。
posted by Kuhcan at 15:09| 日記

2019年08月04日

タコの母の最期を愛で片付けたくない

  ややこしいことはわかっています。
しかし、タコのメスの最期をたこ
「母の愛である」
と片付けた記事に結構ムッとしています。

  タコは、海の生物の中で珍しくメスが子育てをするそうです。そして交尾は一生に一回で、オスは交尾をした途端死ぬようにプログラムされています。その後産卵したメスは、8ヶ月から10ヶ月の間、たくさんの卵が孵化するまで岩場に貼付き、外敵から卵を守り、時に自分の卵たちに息を吹きかけて水を新しいものに変え、産卵の時も優しく水をそよがせ卵を割る手伝いをします。
  そして子供が孵化したのを見ると、ほっとしたかのようにその場で力尽きて死んでいくのだそうです。

  その記事を書いた海洋学者は、そんな過去の姿を「まさに母の愛である」と言いました。私は、「やめてよ」と思いました。

  人間でもまさにそんなお母さんいますが、そんなお母さんには本当になりたくありません。交尾をしただけで死ぬお父さんにもなりたくありません。タコでなくせっかく頭のある人間として生まれているので、岩場に張り付いて子供の卵の水を替えるためだけに死んでいくわけにはいきません。

  しかし、そんな自己犠牲(っぽい)姿を「母性だ!」と礼賛されるのはちょっと違うでしょう。あくまでも子孫繁栄のためのプログラムです。

  世の人が「母性」というロマンで美談を信じ、女の人の価値を下げます。子供を育てることが女の最大の美徳だと価値付けています。
  でも3人産んで思います。それだけのことのために女に命を使わせてはいけない。母性礼賛は「男のずるさと女の怠け」の結果であって、現代はもっとハイブリットな男女がどんどん出てきて欲しいものだと思います。

  母として、生命のある自分の子供と、生命のない自分の会社を生んだ私は、今、自分で命が作れない会社のほうを大切にしようとしています。
  なぜなら私にとっては、会社より子供の方が断然強いからです。命が授けられている子供は、自分の意思で動けもします。しかし私の会社はまだ、自分では何も発想しない。つまり会社は私がいないと命がなく何もできないのです。

  自分の子などが可愛いのは当たり前。でも、ある人がペットに愛情注ぐように、私は会社に愛情を注いでいます。自分の夫でも子でもない会社の人や取引先の人たちに愛情を注ぐ方が、より「育てる」行為としては面白いと感じています。

   今それを一生懸命やっていて、夜帰って子供と話をしたりすると、本当に自分の子供はいいものです。しみじみと「好き」と感じホッとます。子育てなんて、それでいいんじゃないんでしょうかね。良い子も悪い子もいますけど、それでも、「あるがままで愛する」だけをモットーに、家庭での子育て出来る限り手を抜いている私です。
posted by Kuhcan at 23:01| 日記

知らないということを知らない

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 社内で3ヶ月おきの目標設定をしています。今回は、吉本のコンプライアンス問題を受けて、4項目は、会社が設定。1項目を社員さんが自分で決めるシステムです。

  自分の目標設定を振り返れば、あの時はできていないが、今はできている。と感じることも多く、大事にやっています。

  しかしながら、今回のテーマの一つ「自分のスキルを上げる」の解答では、少々物足りないものを感じました。

  なぜならみんな、「自分が会社で普段できていないこと」ができるようになるとだけ書いてきたからです。

  スキルを上げるって、そういうことなのでしょうか。

  本を読んだり出かけたりテストを受けたりして、「全く知らない」ことを身につけるという発想がないようです。

  まだまだ知らないことやできないことが多いのに、視野を広げなければ、知らない事のカバーもできないんじゃないかと私は思っています。
  知らないことを知らないというか。

  うちのスタッフもまだまだですね。もっと鍛えます。でなければ、単価の高い住宅産業に携わってはいけないと思います。


  
posted by Kuhcan at 19:42| 日記

2019年07月27日

悩みはひとつ


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  野球少年団を卒業して半年目の夏です。とはいえ、3番目の子をボーイズリーグに入れており、野球部の仕事は多少残っています。

  しかし、12月からこのかた、「会社」に集中して、集中してやってきました。2年に及ぶ野球ボケで、会社の業績はしょんぼりしてしまったからです。「バリバリ仕事する」と宣言しただけで、野球部の友達とはあっさり切れてしまい(顔3(かなしいカオ))、代わりに全国古民家再生協会の皆様とディープな付き合いを続けています。
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  そして6ヶ月経った今、会社の業務がメキメキと活性化してきました。お客さま、取引先さま、お天とうさま、本当にありがとうございます。

  やることばかりで張り切って仕方がない状態です。しかし気づけば世は夏休み。今年入社のパートさんが、「気持ちがアップダウンする…」と言いはじめました。

  あれあれ。入社後エンジンかけまくって、必死に業務を覚えてくれた疲れと、「夏休みなのに子供を放置している」という罪悪感ではないかと推測します。

  私も子供を産んで17年、毎年その罪悪感にさいなまれ続けてきました。それで、去年2年、子供に寄り添ってみたところ、仕事にたいへんな支障をきたし、結局は「会社への罪悪感」にさいなまれることになりました。

  頑張ろうと思えば、きっとみんなどこかに歪みが出るんですネ。

  松下幸之助が「どんな時でも、より大きい悩みの方に気が行くだけで、悩みは消えない。そのかわり、ものすごく辛いのは1つの悩みだけだ」とおっしゃいました。

  最近ようやくこの気持ちがわかりかけています。細々と悩んでいることもあるのですが、やっぱり大きな悩みは1つづつ。
  
  パートさんには、「薬(西洋医学・時短)も良いが、マッサージ(東洋医学)や休養・子供とのデート(自分の気持ちに手間をかける)併用で、うまく気を休めてください」と伝えました。

  出船があれば、入り船あり。
  悩みの分、大きくて広い人生が待っています。悩みに付いて行き、思わぬ楽しいところに出た、という体験を沢山しました。

  そんな事を話しながら、みんなで心にお陽様を持って、やって行きたいと願いました。
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(古民家再生協会の大阪、滋賀、岐阜+長浜市役所、米原市の方々と)
posted by Kuhcan at 18:03| 日記