2019年03月20日

リノベ前の片付け

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古民家鑑定を行う家の断捨離をしてきました。

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大工さんにパートさん、お施主様あわせて8人でやりました。

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8時から6時過ぎまでやって、半分終わりました。写真は捨てる物の数です。全部で20個出ました。

  このお家はかなりモノが少なめな上、もう一軒別棟があるので、その空き部屋に荷物をしまう事でずいぶん助かりました。

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家の屋根裏です。
ここにもたくさんしまいました。大きいものから重い本まで、女手と男手の強みを活かしながらの作業です。今度出すときは、また私たちが来ないといけないです。重くて大きいから、普通では戻せない(笑)。

  工事前にモノがあると不便なので、クーカンは工事の一部として自分達で行いましたが、古民家再生協会が主導するお片づけチームなら、20万円で請け負う仕事です。
   
  お金で解決するなら頼みたい気もしますが、「これどうしますか?」とやってる最中のお客様の「私がいなくなってから捨てて」という言葉を聞いてると、やっぱり赤の他人に頼むのもなぁ〜と思ってしまいます。

  ものがなかった時代の道徳観をいまだに引きずっていると言う言い方をすればそうなのですが、あまりにも急激に、しかも長く世の中が豊かになったので、大概の人が、いるものもいらないものも恐ろしくため込んでいます。
  今教育現場では、家庭科で片付けと言う授業があります。収納教育が非常に大切になっているのは、ただもったいないととっておくことによる負の遺産がものすごいことになっているからです。それこそ人に任せれば200,000円です。

  「リフォームしようと思ったら、ものを捨てれば半分終わる」とまで言われており、施主さんにとっては大変辛い作業です。この大量に廃棄した家具たち、きっと明日になったら、捨てる罪悪感から、半分は元に戻してしまうんだろうなぁと予想しながらの1日の終わりです。

  
posted by Kuhcan at 02:13| インテリア施工例

2019年03月17日

チョコを届けて家政婦に抜擢された娘

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朗らかな性格で、考えかたも感じかたもたいへん落ち着いた雰囲気の子です。先日も私の事務所に来て、暇つぶしにササっとこんなスケッチをして帰って行きました。

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男前なので、バレンタインはあげずに女子からもらっています。そして自分は、男前な友だち(女やおばさん、おじさん)達にホワイトデーのお返しをします。あげる代わりに男の子に、もらったチョコの数を自慢しています。(そんで相手も、スゲ〜と言って本当に感心している。) 

  届けに行った男前な友達の家(女)先で、そこの忙しいお母さんに喜ばれ、なぜか春休みは暇があればそこの家の家政婦に行くと言う約束をしてきました。
  好きなタイプの子供に、尽くすのではなく自分の仕事を押し付けるあたりがさすが私の知人です。
  娘も、そういうのが面白くていいよいいよと言って楽しみに引き受けていました。

  「うちの家族が誰もいなくても、あんたが居ていいんだからね! 」と手を振って別れました。娘が、そこの小学校2年生を見ていてくれれば、残業代が稼げると言ってお母さんは喜んでいました。

  なぜだか私の周りはこんな人ばかりで本当に昭和です。女がのびのび働けるようになったこの世の中、遊んでいるものは娘だろうが猫だろうが他人の夫だろうが使わなければ損!と言う思いはうちと同じです。

  娘は私の手伝いはしてくれませんが、代わりに他所の人の役に立っているので、それで充分です。いろんな人に親しまれて、子供やおじいちゃんおばあちゃんに囲まれて、プリキュアからキャバクラの話、バレーボールから海外セレブな暮らしまで教わって、人の家に行くのが楽しいそうです。

  いろんな人の話を聞いて、いろんな人の暮らしを眺めて、着実な娘がまた着実に世の中を理解して行っています。こういうのってものすごく安心ですね。私はこの土日も朝の4時から1日中働いているのですが、娘がそうやって活動の場を広げている事は心の慰めです。
posted by Kuhcan at 21:53| 日記

2019年03月16日

庭木の草が嫌いな方へ

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とある現場Aで、鉄骨の店舗を解体しました。
これからここに家を建てます。

  ココとはまた違う現場Bでは、「うちの仔犬が中庭の砂利を食べて危ないので、砂利でなくコンクリートを敷いてください。」と言われています。

  そんなBさんにA現場の解体写真を見ていただこうと思っています。
40年前のコンクリートが、次の家のために壊された時のありのままの姿を。
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 瓦礫と一口に申し上げても、ものすごいものです。237C3A2C-A98A-4016-A8EE-1EFDEFAFE4B3.jpeg

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一軒のお店がたくさんのお客様を守るために敷いた分厚いコンクリート。

40年の役目を終えてなお、しゃんとしたコンクリートは、今 ゴミとなり、限られた面積しかない捨て場に捨てられていきます。

  東北大震災のゴミは現地では行き場がなく、中部地方や関西地方に捨てられ、私たちのは山陰地方に捨てられます。

  子犬が砂利を食べるからとコンクリートを打ったら、また40年後か50年後に違う持ち主がこのコンクリートを剥がし、こんな瓦礫になります。

 犬が庭の小石を食べる…どう思いますかとAさんに聞いたら、血統書付きの動物を飼っているその家のご夫婦は「うちのも食べるよ。生まれたばかりの孫にやきもちを焼くといつも噛み砕かれた砂利が出てくるよ。」とおっしゃいました。「でも元気だけどね。それにこの子のそんな行動を見張っていたらキリがないじゃない? 」

  それを聞いてやっぱり、今は砂利にいてきれいに収められているBさんの家にコンクリートを打つのは嫌だなぁと感じています。

  断捨離していてもそうなのですが、捨てられるモノの姿を見ていると、新たなモノを買ったり作ったりするときに、やっぱり一応考えてしまう癖がつきます。

  例えば古民家が、50年経って80年経って捨てられていくのを見るとき悲しくなるのはやっぱりこういう理由です。

  人の命は確かに大切で、かけがえのないものなのですが、ちょっとした人間の贅沢さのために犠牲にしているものがあります。私たちが金にものを言わせて通しているエゴで地球が変わっていってしまっていると、肝に銘じています。
  それでもその中で、ときには施主様の言いなりになり、ときには仕事欲しさで、工事を受注している自分がいます。

  この分厚い瓦礫を見ていて本当に、ちょっと、工事について考えさせられました。地球環境の事もっと考えないといけないです。
  これからたくさん仕事をしたいと願えば願うほど、私がエコを意識した提案をしないと、と、感じた現場でした。
posted by Kuhcan at 21:33| 工事写真

2019年03月15日

森のオフィスB

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朝、オフィスに伺ったら、木漏れ陽が差し込んでとてもステキに見えました。
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来客スペースも、ロゴが入ってとってもいい感じ。
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いいタオルを売っているお店、っていう感じがしますかね〜
posted by Kuhcan at 21:56| インテリア施工例

森のオフィスB

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朝、オフィスに伺ったら、木漏れ陽が差し込んでとてもステキに見えました。

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来客スペースも、ロゴが入ってとってもいい感じ。

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いいタオルを売っているお店、っていう感じがしますかね〜
posted by Kuhcan at 21:56| インテリア施工例

2019年03月14日

円柱を据える

  柱は四角と相場が決まっておりますが、せっかくの大工さんがちゃんといる我が社ではちょくちょく丸柱を据えます。
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  円柱とはいえ外に据えるし、プレカットという機械の工場では円柱の加工はようやらん(できない)ので、大工さんがこの通り手刻みでホゾ(凸部分)を作ります。

  
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  外の柱は、石やコンクリートに直接すえると、濡れて腐って将来グスグスになってしまうので、弊社は、このようにステンレスの脚をよく使います。
  
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軒(白っぽく写っている横架材)にホゾ穴を穿ち、いよいよはめていきます。
  このホゾとほぞ穴は、少しきつめがポイントです。特に今は冬で木が乾燥して体積が小さくなっているので余計にです。
  
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きつめなので、ホゾがあっさり入ることもなく、
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下から木を当てて上方に持ち上げます。
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バールで持ち上げつつ、ジリジリと入れるんですよ。上に向かって叩けるほどの隙間がないためです。

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ぴったり納まった姿。
この後、右に見えるつっかい棒的スチール柱をようやく外し、削って白木がむき出た軒の木を塗装していきます。

  じつは、柱を入れる姿を実際に見たのは初めてでした。ブログに書こうと思って取材したからやり方がわかっただけで、私もまだまだ不勉強です。反省!
posted by Kuhcan at 21:25| インテリア施工例

2019年03月12日

古民家再生 築72年@ 片付け


3月から改修を始める事になった築72年の古民家です。一軒丸ごとのリノベーションなので、家財や生活空間をその間どうするのか、 算段も兼ねて掃除と片付けに行きました。
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どうも写真の撮り方が悪くて、うまく撮れていませんが、
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半年ぶりの古民家改修に胸が踊ります。アンティークを(岐阜弁で)なぶらせていただけるのは、ただただ私の趣味として喜びです。
というより、改修する前の、木が痩せてスキマだらけの建具とか床板とかを、
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モノを片付けながら拭いたり掃いたりするのですが、
まるでサザエさんや朝ドラの時代を生きてるような、なんとも言えないノスタルジーに浸れるため、
私はいつもものすごく真剣にやります。
「建築屋とはいえ、人の家の片付けまでするのか?」と気の毒がられるのですが、片付けながらその家のお道具を眺めたり勲章の額を読んだりしていると、ほのかに香ってくるその家の歴史がステキで、これはむしろ役得なようなものです。モノと時間と私が、言葉なく会話しているので、むしろお施主さんからは、多少の違和感をとなえられるんじゃないかと心配しているほどです。
  ともあれ、このお片づけを通してとてもシャンとした覚悟が生まれます。「この家をがんばって工事しよう」という。C45478BE-E6E7-4223-B3BA-879793EBD155.jpeg
  この家の神さま、私はきちんとやりますのでどうぞよろしくお導きください。
  と、普段は不信心な私ですが、床や壁に向かって祈ってしまいます。時間が経った木や人の空間には、何かが宿っている感じがいつもしてしまいます。
posted by Kuhcan at 22:41| 古民家再生協会

古民家再生 築72年@ 片付け


3月から改修を始める事になった築72年の古民家です。一軒丸ごとのリノベーションなので、家財や生活空間をその間どうするのか、 算段も兼ねて掃除と片付けに行きました。
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どうも写真の撮り方が悪くて、うまく撮れていませんが、
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半年ぶりの古民家改修に胸が踊ります。アンティークを(岐阜弁で)なぶらせていただけるのは、ただただ私の趣味として喜びです。

というより、改修する前の、木が痩せてスキマだらけの建具とか床板とかを、
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モノを片付けながら拭いたり掃いたりするのですが、
まるでサザエさんや朝ドラの時代を生きてるような、なんとも言えないノスタルジーに浸れるため、
私はいつもものすごく真剣にやります。

「建築屋とはいえ、人の家の片付けまでするのか?」と気の毒がられるのですが、片付けながらその家のお道具を眺めたり勲章の額を読んだりしていると、ほのかに香ってくるその家の歴史がステキで、これはむしろ役得なようなものです。モノと時間と私が、言葉なく会話しているので、むしろお施主さんからは、多少の違和感をとなえられるんじゃないかと心配しているほどです。

  ともあれ、このお片づけを通してとてもシャンとした覚悟が生まれます。「この家をがんばって工事しよう」という。
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  この家の神さま、私はきちんとやりますのでどうぞよろしくお導きください。

  と、普段は不信心な私ですが、床や壁に向かって祈ってしまいます。時間が経った木や人の空間には、何かが宿っている感じがいつもしてしまいます。
posted by Kuhcan at 22:41| 古民家再生協会

2019年03月09日

「おとこなら、ここまでできたら最後までやれ!」

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と、タイトルの通り大工さん(45)にカツを入れられていたのはもう一人の大工さん(40)。
  アーチをスッキリ作ったのは良いが、片面全域にタイル張るために、切り跡のアラ隠しにしぶしぶ見切り材を入れるハメに陥っています。
  写真手前に見えるシナの見切り材、
あと一歩でキレイに曲がりきらないそうで、「樹脂の見切りをつけてはダメですか?」という40歳の問い。
  そこに45歳が
「熱で たわませたりギリギリまで薄く削いだりしたんやろ?白い樹脂に黒の塗装など剥がれたらみっともないではないか!ここまでやったのなら その木で収めるなあかんやろ!」
「それがオトコってもんや!」
  私「わー、カッコいいー!パチパチ拍手拍手

  ちょっとしたことでも、作る者には、決意が必要です。現場は、なにがベストかという決断の連続です。これで良いのかという正しい畏れと最善を探り当てる知識とセンスが問われます。
  でも悩み過ぎて迷宮入りしたら、こう言って支持してもらえるのはありがたいと感じました。

 
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posted by Kuhcan at 23:45| インテリア施工例

「おとこなら、ここまでできたら最後までやれ!」

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と、タイトルの通り大工さん(45)にカツを入れられていたのはもう一人の大工さん(40)。

  アーチをスッキリ作ったのは良いが、片面全域にタイル張るために、切り跡のアラ隠しにしぶしぶ見切り材を入れるハメに陥っています。

  写真手前に見えるシナの見切り材、
あと一歩でキレイに曲がりきらないそうで、「樹脂の見切りをつけてはダメですか?」という40歳の問い。

  そこに45歳が
「熱で たわませたりギリギリまで薄く削いだりしたんやろ?白い樹脂に黒の塗装など剥がれたらみっともないではないか!ここまでやったのなら その木で収めるなあかんやろ!」

「それがオトコってもんや!」

  私「わー、カッコいいー!パチパチ拍手拍手

  ちょっとしたことでも、作る者には、決意が必要ですね。
  私も45歳になり、そんな決意を見せて生きたい。
 と思えども、やっぱりいつまでも予算がなくて妥協とか、お客さんと趣味が合わずに妥協とか、縁起が悪いので妥協とか、そんなことばっかりです。せめて承った仕事に関しては、選択肢の中では最善を尽くしたいなと思っています。

  自分がいいと思ったことを、少々難しくてもやり抜けというシンプルないいエール「それがオトコ(漢)ってもんや。」

  しばらく口癖になりそう。

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posted by Kuhcan at 23:45| インテリア施工例