2018年01月16日

グリッパー工法

寮の改装工事で、築40年のビルをリフォームしています。
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(↑施工前の部屋。) 
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  カーペットは、グリッパー工法と言うやり方で、床に打ち付けられています。 40年前にはよくやられた手法ですが、最近はただ床に置くだけの「置き敷きカーペット」が主流ですので、施工よりはもっぱら解体する時だけに目にする工法です。
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↑ビフォア
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↑カーペットをめくったところ。
  このように、家の端っこに釘が出た桟木が打ち付けてあり、これにカーペットを巻き込むようにして止める工法です。
  茶色のふわふわはフェルトになっており、カーペットのクッション性を高め、防音性も保てるようになっています。
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↑フェルトも外したところ。
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↑今度フェルトがなくなった分を高さを保つため、上からコンパネ板を施工します。
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↑コンパネを施行し終わった部屋。
posted by Kuhcan at 16:50| Comment(0) | インテリア施工例

古民家再生とは

  古民家再生の活動を始めます、と言ったら、それはどんなことをするのか?と皆さんに質問を受けました。
  そこで簡単に説明します。

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(↑Fで建った新築)

【古民家再生とはどんなことをするのか?】

@古民家を、清潔に改装する。

A古民家に耐震性を持たせ、安全な建物に改修する。

B古民家を改造して、現代風の間取りにし使いやすくリノベーションする。

C古民家に住みたい(又は店舗などとして使いたい)他の人に売る。

D古民家を別の土地へ移築する。

E古民家を壊す時、木材鑑定により使える材木を残し(買い取り)、別の家に(売って)再利用する。

F各地の古民家の材木を把握し、新しいユーザーに斡旋、販売し、使ってもらう。その際には設計指導を行う。

  皆さんからの質問では、Dの移築ばかりを想像しておられますが、そのケースは稀です。

  ですから、@やBやE、ついでAやEやF、が多いのではないかと想像します。
posted by Kuhcan at 08:19| Comment(0) | お知らせ

2018年01月14日

インテリアのつま先 :柱の割れ

柱の「背割れ」についてです。
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  柱というのは、1本の木から芯を削り出して四角くし、縦に使う材料です。

  木の部位の中でも「芯」でないといけないのは、周辺部を伐り出せば、木の目の特性により反ってしまうからです。

  含水率は、11〜15%に抑えるまで乾燥させます。

  ちなみに家具の含水率は5〜6%であり、家を支える大事な柱といえどもかなり水分が多いことがわかります。

  そんななので、柱は家を建てたあとも乾燥を続けていきます。

  乾燥してくると、お肌と同じで、ひび割れて来ます。

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↑背割りをしていないと、このようにナナメに何本も破(わ)れてきます。

  ただこれはあくまで表面上のものです。芯はあるので強度はさほど問題でないのですが、「みっともない」と一般にきらわれます。

 そこで大工が行う一手間が「背割れ」です。
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  最初からこのように一筋の割れを作っておきます。木の繊維はまだ生きて呼吸をしているので、夏の湿度で膨らみ、冬は乾燥して縮まります。

  最初からそれを見越して、地面に垂直な割れを作り、木を家に据えるわけです。
 斜めに割れてるよりはマシなもう一つの理由は、垂直にかかる重みを斜めに割れる事で受けてしまうと、柱が折れることにつながるからです。

  「新築なのに家の柱が割れている」のは、柱にちゃんとした芯材が使ってあるという証明なのです。1本の柱を5枚の薄板で作る昨今の建築業界。背割れのある柱はホンモノの証です。
posted by Kuhcan at 08:59| Comment(0) | インテリアレッスン

古民家再生協会の会員になりました

2018年1月10日、
「内閣府認定・古民家再生協会」の一員となりました。

  古民家とは、この協会が独自で定義している日本家屋のことで、
@築50年以上の住居
A建築基準法以前からの伝統工法による構造を持った建物。

のことです。

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例えばこんな小屋組を持つ建物です。


  戦後GHQ(米軍)によって制定された建築基準法は、劣悪なバラック小屋を建てられなくし、住まいの安全を確保するするまでは良かったですが、逆説的に、日本古来の伝統建築も「ダメな建築」として位置付けてしまいました。

  アメリカでは築年数が上がれば不動産価値が上がるそうで、現に私の友人は、築70年以上の家を 7,000 万円で購入しましたが、売るときは8,000万円が目標だそうです。

  古い家には歴史とノスタルジーがあり、非常に価値のあるものだ、という考えからです。

  日本は地震国ですから、そこまでの価格にはできないにしても、せめて、ただ「古いから」「危ないから」と言って壊されてしまうことのないようにしたい、というのがこの協会の発足理由です。少しでもいいから、今ある家の価値を残したいと切望しています。

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 この写真は道後温泉ですが、ここも160年経っているそうです。
  この地震大国において、もし本当に建築基準法に則っていない方法が全てダメなら、すべて壊れているはずではないのか?本当は伝統工法は建築基準法に勝るとも劣らない素晴らしい工法によって作られているのではないのか? 


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と言う、材木や日本の建築技法への熱いプライドを胸に、この団体は発足したそうです。
  この協会の名前を聞いた途端、「私も一緒に活動したい!!」と思いました。


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  奈良女子大学ではこういった古い民家を先生方が研究し残していく活動されておられましたが、それはあくまで後に重要文化財となるような町並み全体への活動であり、1軒1軒の家まではとうてい手が回りません。

  その点、私は自称「草の根活動家」を自負しているので、一つ一つの家を丁寧に見守ることができると思います。この協会の力を借りて、1つでも多くの古民家を再生させ、文化の一端を担うことができたらなと熱く思っています。

posted by Kuhcan at 06:29| Comment(0) | お知らせ

古民家再生協会の会員になりました

2018年1月10日、
「内閣府認定・古民家再生協会」の一員となりました。
  古民家とは、この協会が独自で定義している日本家屋のことで、
@築50年以上の住居
A建築基準法以前からの伝統工法による構造を持った建物。
のことです。
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例えばこんな小屋組を持つ建物です。
  戦後GHQ(米軍)によって制定された建築基準法は、劣悪なバラック小屋を建てられなくするまでは良かったですが、日本古来の伝統建築もダメなものとして位置付けてしまいました。
  アメリカでは築年数が上がれば不動産価値が上がるそうで、現に私の友人は、築70年以上の家を 7,000 万円で購入しましたが、売るときは8,000万円が目標だそうです。
  日本は地震国ですから、そこまでの事はできないにしても、せめて、ただ「古いから」「危ないから」と言ってただ壊されてしまうことのないようにしたい、というのがこの協会の発足理由です。
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posted by Kuhcan at 06:28| Comment(0) | お知らせ

古民家再生協会の会員になりました

2018年1月10日、
「内閣府認定・古民家再生協会」の一員となりました。

  古民家とは、この協会が独自で定義している日本家屋のことで、
@築50年以上の住居
A建築基準法以前からの伝統工法による構造を持った建物。

のことです。

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例えばこんな小屋組を持つ建物です。


  戦後GHQ(米軍)によって制定された建築基準法は、劣悪なバラック小屋を建てられなくするまでは良かったですが、日本古来の伝統建築もダメなものとして位置付けてしまいました。

  アメリカでは築年数が上がれば不動産価値が上がるそうで、現に私の友人は、築70年以上の家を 7,000 万円で購入しましたが、売るときは8,000万円が目標だそうです。

  日本は地震国ですから、そこまでの事はできないにしても、せめて、ただ「古いから」「危ないから」と言ってただ壊されてしまうことのないようにしたい、というのがこの協会の発足理由です。

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posted by Kuhcan at 06:28| Comment(0) | お知らせ

2018年01月12日

松山城

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社用で泊まったホテルから5分だったので、松山城を見てきました。

私の社用・「古民家再生」
ではありませんが、
「焼失した城を再生」して早、
この城は119年。

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こんなに立派な下駄箱部屋は初めて来ました…(笑)

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うわぁ!石と丸太が迫りくる!!

 …のに、元は米の貯蔵庫だそうです。)
セレブなホテルが真似たがりそうな一室が、米と靴置きになってる。
  昔の城がいかに巨大な存在か。

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石垣は、築城300年を超えてなおシャープで

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甍も端正な姿…。

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建物は石垣より飛び出ていて、
飛び出した部分の床は空洞。
 そこから石垣を登る敵を見て、槍で突けるようになっています。

  見れば見るほど美しさと実用性が見事に叶っていて、城シロウトの私でも、興奮してしまいます。
  すごいよ松山城!!

  豊臣秀吉がちょっとまずいと思って完成前に城主・加藤義昭を会津に追いやってしてしまったと言うのも、何となくわかる気がします。

posted by Kuhcan at 21:26| Comment(0) | 日記

2018年01月11日

古民家再生機構


2018年
  内閣府認定・古民家再生機構の一員になりました。50年以上経った古い家を、現代の建築基準に合わないからと言って壊したくない!という思いからです。
  これからは、古い家を直したり再利用したりして、昔のノスタルジー溢れるプラン&改修工事に力を入れます。

  2月には、古民家耐震診断士の資格も得る予定です。

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伊予の国・松山にての講習。
「会議前に道後温泉に行っていらっしゃい」という協会のおすすめで行って来ました。

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マイナス1度の松山市…
早朝だったこともあり、おかげで、まさかの名湯を貸し切りで堪能できました。

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マイナス1度でも、館内は冷暖房なし!
むしろ窓が開いていました。
寒さの臨場感が119年前で、良かったです。

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posted by Kuhcan at 14:05| Comment(0) | お知らせ

2017年10月27日

オープンハウス 2017年10月28日-29日 

 明日はいよいよオープンハウスです。


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posted by Kuhcan at 17:35| Comment(0) | お知らせ

2017年09月02日

珪藻土の外壁

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  7月、8月と延期していた珪藻土の外壁工事が9月1日ようやく始まりました。
@ベースBラスというセメント板を壁に貼り、その隙間をモルタルで埋めます。
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(↑写真は、まだ隙間を埋めていないペースBラス外壁。)

A外壁にぐるりとメッシュシートを張り、ひび割れを防ぎます。メッシュシートは、はがれないようさらに上からモルタルで埋め込みます。

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Bいよいよ仕上げの珪藻土を吹き付けです。


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↑まず、第一部隊が
スプレーガンで吹き付け(塗装職人) 、
吹き付けた珪藻土をまっすぐ平らに均します(左官職人) 。

(写真は、4人写っていますが、1番奥が。第一部隊。手前の2人が第二部隊です。)



↑次に第二部隊が、
もう一度スプレーガンで吹き付け、
柄が出るように金コテで抑えて仕上げます。



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(↑白い平面に、追加で吹きつけている様子と、そこに柄を出していく様子。)

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 9月14日になったら、外壁を覆っているシートが外れますので、お披露目いたします。

  雑感ですが、
  この珪藻土の外壁は、重たいわ粉は飛ぶわ、やりたい日に雨でやれないわ、実際やりだしたら数時間ノンストップの重労働だわ、と、三重苦を上回る仕事です。人数がたくさん要るので、天候に左右されると工程表の調整が一番大変です。

  でも…仕上がって、外壁のそばに立った時に、そこはかとない情緒が立ち昇る仕上がりになります。

  私は健康のために、とか、ステータスのために、で天然素材をお勧めしないようにしています。ではなくて、やはり手間をかけたものの良さをお伝えしたく思います。
  こちらの思い込みであってもいい、でも実際に気持ちを込めたものには、なにがしかの力や、雰囲気が生まれます。そんな何かを感じたいがために、私たちはいつも建築物に向かっているんですよね。やはり「情緒ある建築」が1番の関心事です。

  今日は、このあと三日間しっかり晴れてくれるお天気に、1番の恵みがあります。お日さまありがとう!

  職人さんの技術と太陽の、双方の力を感じる贅沢な朝です。

  


posted by Kuhcan at 09:59| Comment(0) | 工事写真